ヨリドコオンラインが、みなさんの抱えるお悩みや問題の解決をお助けします。
まずはこちらのチェックリストをご覧ください。
- 家賃が払えそうにない。
- 家にいれない。
- 住むところがなくなった。
- その他
どれかひとつでも当てはまっているようでしたらご相談ください。
少しでも手助けできることがわたしたちにはあります。
一時的に住む場所を確保できます
わけあって、住む場所がなくなりました。困っています。となった場合、まずどうされますか?
まずはインテーク(初めて相談を受ける面談のこと)をして、それぞれにあう提案をしています。電話での問合せで一時的に宿泊先を探したいときは、集団生活でもいいか、個室じゃないと暮らせないかを確認しますね。「あいりんシェルター」では無料で宿泊できて、シャワーや洗濯機も無料で利用できます。
無料で? それは助かりますね。
西成ならでは、な歴史的背景もあり、男性限定なんです。
なるほどです。集団生活が苦手な人のための選択肢はありますか?
大阪市の場合は生活ケアセンターという選択肢があります。各区役所で案内されているのですが、最長2週間と決まっていて、3食食事が出ます。
注釈 大阪市:三徳生活ケアセンター事業実施要領
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000199871.html委託先の自彊館のウェブサイトにも詳細があります
http://www.ojk.or.jp/facilities/walfare.php
3食食事つき? さきほど紹介いただいたあいりんシェルターとの違いは食事つきかどうかですか?
一番のポイントは、この生活ケアセンターの制度はリフレッシュしたい人のための施設であり、身体を休める場所という扱いなんです。
なるほど。確かに要項に「高齢・病弱等」と明記されていますね。
そうなんです。ほかにNPO法人釜ヶ崎支援機構では居住支援事業も2020年度から行っていまして、西成区に22室のワンルームマンションを借り上げて、入居後にすぐ生活をはじめられるように必要最低限の家具家電、日用品も準備しています。入居者がその後快適に過ごせるように、ひとりひとりの入居者にあわせた総合支援を行っています。
居住支援ができます
マンションに住めるなんてすごい! 入居者にあわせた総合支援とは具体的にどんなことですか?
就労支援がいいのか、生活保護を申請する方がいいのかは、話を聞いた上でそれぞれの人にあわせて決めています。図にするとこんなイメージです。
なるほど、ひとりひとりにあわせて支援内容が変わるんですね。どんな人が利用しているんですか?
男性14人、女性4人の方が利用しています。平均年齢は39.7歳です。
思った以上に若い人たちですね。
そうですね。18人中、生活保護を受給しての利用者は5人で、未受給での利用は13人です。
なんと、未受給での利用者のほうが多いんですね。
生活保護の申請を希望しないことや、事情があって受給できない理由としては、身体は元気なので働けるうちは働きたいと就労を希望している方や、扶養照会で家族に連絡がいくことが困るなどの理由で希望しないことが主となります。
念のためですが、今は緩和されて家族に扶養照会しないこともできます。
そこを無理して生活に困っているからと生活保護申請することを説得してすすめても、生活保護を受給後、そもそものニーズにこたえれていなかったため、連絡がとれなくなったり関係が切れてしまいます。
居住支援では、ニーズにこたえ、関係性がきれないようにするためにあるものともいえます。
なるほどです。生活保護を受給しながらの生活と、受給せず就労して収入を得ることを目的とした生活の2つの形があるんですね。
はい、そうです。ちなみに生活保護を受給しながらの生活を選ぶ場合は入居した部屋で入居した部屋を申請時に必要な住所として生活保護を申請できるので、生活保護を受けるためにおさえておきたい大事なこと。で紹介した作業がめちゃくちゃ楽です。
めっちゃありがたいです!
生活保護を受給せず就労し収入を得ることを目的とした場合は、最大で4ヶ月間、収入に応じて所定の家賃を減額(最低0円〜)し、その間に就職活動を行い安定した収入が得られるまで、食料や就職活動に必要な交通費などは実費で支援します。また、前職が決まり、給与が入るまでの交通費や昼食費も支給します。
どちらにせよめっちゃありがたいです!
とにかく住む場所に困る前に、ぜひNPO法人釜ヶ崎支援機構のLINEまでご連絡ください。孤立する人が多いので、気軽に相談してきてほしいです。大阪以外の方はそれぞれにあった地域の連絡先を案内しますよ。