ヨリドコオンラインではLINEで相談を受けつけています。
よくある相談内容
ーーー実際はどんな相談が多いのでしょうか?
実際に多い相談内容はこちらですね
- 家に住んでいるが、各支払いに追われお金がなくなり、食事に困っている
- 家賃や公共料金滞納していてお金に困っている
- 家賃滞納でもうすぐ強制退去になり住まいを失う
- 寮付きの仕事を辞めてネットカフェで生活していたが、仕事が見つからず。野宿になり困っている
- 身分証と住所がないため就職ができない
- 派遣切りで失業し、次の入寮先を見つけたが、入寮までに時間がかかり、その間の住まいと食事に困っている
- 頼れる家族がいない。家族のもとへ事情があって戻れないので困っている
- 精神障がい(うつなど)があり、働きたくても働けない
- 生活保護を受けたいor緊急小口資金等の貸付を借りたい
コロナ禍もあって、緊急小口資金などの制度で申請はしたものの結果が決定するまでお金がなくて困っている方や、仕事が見つからず困っているという方も多くいらっしゃいますね
ーーーそうなんですね。ちなみに緊急小口資金というのは誰でもいただけるのでしょうか?
働いているけど収入が減った人など一定の条件に当てはまる人が対象です。詳しくは「生活に困窮したときに使える公的制度 – ヨリドコオンライン」をご覧ください。自分が条件に該当するか分からないという方は遠慮なく、お住まいの社会福祉協議会や自立相談支援機関に聞いてみてくださいね。
少数ではあるものの、見逃せない相談内容
- 仕事は決まったが、通勤代がなく仕事にいけない
ーーー通勤代がない? それはどういう状態なんでしょうか?
例えば、失業状態が長引き、貯金を切り崩しながら生活しています。やっとの思いで、仕事が見つかっても、手持ち金が少なく、初給料が出るまでの交通費は自分で負担をしないといけません。食費なども置いておかないといけないので、どうしても交通費(1ヶ月の定期代)を出すことができず、仕事が見つかっても、仕事に行く交通費がなくて、仕事にいけない状態になる方が多いです。
ーーーなるほどです。
- 車上暮らしで、単発の日払いの仕事に行っているが、その日暮らしで困っている
ーーー車上暮らしは冬だと危険ではないでしょうか?
車上暮らしの方は、ガソリン代をうかせるために、暖房もつけれないので危険ですよね。ずっと路上駐車するわけにもいかないので、時々移動するとガソリン代もかかりますし。仕事に行っている間は、駐車場代がかかって、お金がかかります。働いても、なかなかお金が貯まりません。
- 恋人と路上生活になっている
ーーーカップルで路上生活…。どんなアドバイスをされるのでしょうか?
行政などの公的機関では、路上状態になった恋人や夫婦の方が一緒に宿泊できる施設がありません。シェルターなど宿泊できる場所は男女別のため、別々になってしまいます。そういった場合、前回紹介した記事「住むところがなくなったんだけれど、どうしたらいい?【居住支援案内つき】 – ヨリドコオンライン」にも登場する釜ヶ崎支援機構が運営している居住支援のマンションを案内することもあります。
ーーーなるほどです。友人・知人に当てはまる方がいる場合は、どんな言葉をかける、あるいは行動をとるのが適切でしょうか?
一人で悩まず、支援団体(専門家)に相談するようすすめてほしいと思います。打ち明けられたことに関して、否定せず話を聞き、ご友人も解決する方法がわからないので、一緒に相談してみようと声をかけていただけたらと思います。一人で悩んでいる方は、支援団体を探すことが難しい状況だと思うので、支援団体の情報を伝えてもらうだけでも良いと思います。
よくある相談内容をリストにしてみました。ひとつでも自分に当てはまるという方は遠慮なくご相談ください。