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内職、自転車解体など、釜ヶ崎支援機構お仕事支援部で紹介できる作業を紹介します!

今回紹介する釜ヶ崎支援機構のお仕事支援部(南事務所)は、釜ヶ崎まち案内の記事にも登場する、通称三角公園と呼ばれる萩之茶屋南公園の近くにあります。

前回の記事ではお仕事支援部ではどんなことができるのか、職員の大塚さんに聞いてみました。今回はお仕事支援部で紹介してもらえる業務・作業内容についてお伺いしています。

NPO法人釜ヶ崎支援機構 就労支援事業部 大塚義朝さん

ーーーお仕事支援部では主にどんな作業を紹介してもらえるのでしょうか?

大塚
まずはお仕事支援部の建物に隣接する内職センターやリサイクルセンターを案内しながら解説しますね。

内職センター

大塚
まずは内職センターを案内します。完全出来高払いで内職作業を提供しています。

高齢日雇労働者のための特別清掃事業が実施されているのですが、輪番制のため月収は限られています。高齢や健康上の問題で仕事に就くのが難しい方などが少しでも生活の安定に結びつくように実施しています。

利用されているケースもあります。

こちらでの作業内容は主に3つあります。

・大型紙袋の折り作業

手作業でつくっています。

専門用語でマチと呼ばれる部分をつくる作業です。

・木工の加工

こちらはカードゲームなどで使うカード立てになります。子どもが触っても問題ないように、ヤスリで磨き上げる作業をしてもらいます。

・古着の毛玉をとる作業

これは欧米からの輸入古着の毛玉をとり、きれいにしていく作業です。大阪・堀江に本店のある人気古着店に卸しています。

作業量(個数)でもらえる賃金が変わってきます。

ここでの作業を通じて、多い人は月に2万円ぐらい稼いでいます。また、稼ぐことだけが目的というよりも、人や社会とのつながりができるように働いているという方もいます。

リサイクルセンター

大塚
リサイクルセンターも同じような内容です。ただし、こちらは入れる人数が限られていて、だいたい週にひとりかふたりぐらいですね。

ここで扱っている自転車は、放置自転車として行政などが回収してきたものです。自転車を部品ごとにバラす作業をしてもらっています。

そのバラした自転車を組み立てるには資格が必要なので、専任スタッフが行います。

大阪市阿倍野区の昭和町にリサイクル自転車販売店「チャリティ自転車ポタリン」という販売所があり、「ポタリン」で購入された自転車代金の一部が寄付される仕組みになっています。

チャリティ自転車ポタリン
大阪市阿倍野区昭和町1−8−14
開所/火〜日曜日 10〜18時

ーーーどういう作業が人気があるんですか?

大塚
みなさん仕事はあんまり選びませんね。立ち仕事もありますし、座ってできる仕事もあります。なので、ご本人の年齢とか体力面と相談しながら進めています。

ーーーほかにはどんな作業がありますか?

大塚
ほかには植栽剪定・除草やコインランドリーの清掃の作業などもあります。長くなるので次の記事で紹介しますね。

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